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睡眠雑学 2026.08.14

パッションフラワーの名前の由来とは?時計草と呼ばれる理由を解説

美しく咲いたパッションフラワーの花のクローズアップ写真

安眠ハーブとして知られる「パッションフラワー」。「パッション」と聞くと「情熱」を連想する方も多いかもしれませんが、実はこの名前の由来はまったく違うところにあります。今回は、この植物の名前にまつわる意外な歴史と、”眠りのハーブ”として親しまれるようになった背景を雑学として紹介します。

「パッション」の意味と名前の由来

パッションフラワーの「パッション(Passion)」は、英語の「情熱」ではなく、「キリストの受難」を意味するラテン語「passio」に由来するといわれています。16世紀、南米に渡ったイエズス会の宣教師たちが、この花を初めて目にしたときの逸話が伝えられています。

彼らは、複雑な形をした花のつくりを、イエス・キリストの磔刑(たっけい)の様子になぞらえました。葉を槍に、5本の雄しべをキリストが受けた5つの傷に、3つに分かれた花柱を釘に、巻きひげを鞭に見立てたと伝えられています。

宣教師たちはこの花を、先住民が改宗を待ち望んでいた証と信じ、熱心に布教に用いたそうです。こうした経緯から、この花には「flos passionis(受難の花)」というラテン語名が付けられ、それが英名「passion flower」の由来になったとされています。

「時計草(トケイソウ)」と呼ばれる理由

日本では、パッションフラワーは「トケイソウ(時計草)」という和名でも親しまれています。これは、花の中心にある雌しべや副花冠の様子が、時計の文字盤と針によく似ていることに由来しています。宗教的な逸話を背景に持つ英名とは対照的に、和名はシンプルに見た目の特徴からつけられた、素朴な名前だといえます。

興味深いのは、「時計草」という名前が、偶然にもこの植物の研究テーマと重なっている点です。パッションフラワー由来のエキスについては、体内時計(概日リズム)を制御する「時計遺伝子」の働きに関わる可能性が研究で報告されています。

名付けた当時の人々がそこまで意図していたとは考えにくいものの、「時計」という名前と「体内時計」という研究テーマが結びついているのは、なんとも興味深い偶然です。

花言葉「聖なる愛」と、安眠ハーブとしての歴史

パッションフラワーの花言葉には「聖なる愛」「信仰」といった言葉が知られています。これも、キリストの受難になぞらえられた名前の由来と同じく、宗教的な背景から生まれた花言葉だと考えられています。

一方、実用面での歴史をたどると、パッションフラワーはもともと北米の先住民のあいだで、緊張をやわらげ、眠りを深めるための植物として伝統的に用いられてきました。18世紀後半にこの地を訪れたヨーロッパの医師が、かんしゃくを鎮める作用について言及したことをきっかけに、19世紀にはヨーロッパで不眠に対する植物由来の選択肢として広まっていったといわれています。

現在でもイギリスやドイツ、フランスなどでは、パッションフラワーが不眠やいらいらといった症状に用いられる医薬品として利用されている国もあります。

宗教的な逸話から生まれた名前を持つ植物が、時を経て「眠りのハーブ」として世界中で親しまれるようになった、というのはなんとも興味深い歴史の流れです。

つる性のパッションフラワーが咲く庭先の写真

観賞用と、ハーブとして利用される品種の違い

パッションフラワー(トケイソウ属)は世界に500種以上あるとされ、観賞用として庭木や鉢植えで楽しまれる品種のほか、果実を食用にする「クダモノトケイソウ(パッションフルーツ)」など、用途によってさまざまな種類が存在します。

安眠ハーブとして研究や利用が進められているのは、これらのうち特定の品種であり、観賞用のすべての品種が同じように利用されているわけではない点は、雑学として知っておくとおもしろいポイントです。

※本記事はパッションフラワーの名前や歴史に関する雑学の紹介であり、特定の効果・効能を保証するものではありません。

よくある質問

Q. パッションフラワーとパッションフルーツは同じ植物ですか?

パッションフラワーはトケイソウ属の総称であり、その中で果実を食用にする品種が「クダモノトケイソウ」、その果実が「パッションフルーツ」と呼ばれています。すべてのパッションフラワーがパッションフルーツをつけるわけではなく、観賞用や安眠ハーブとして利用される品種とは区別されています。

Q. 花言葉が「聖なる愛」なのはなぜですか?

名前の由来と同じく、花の構造をキリストの受難になぞらえた宗教的な逸話が背景にあるとされています。宗教画やヨーロッパの伝統文化の中で、信仰や崇高な愛を象徴する花として扱われてきたことが花言葉に反映されていると考えられます。

Q. なぜ安眠ハーブとして選ばれるようになったのですか?

もともと北米の先住民の間で、緊張をやわらげ眠りを深める植物として伝統的に使われていたことがきっかけとされています。その後18世紀後半にヨーロッパの医師が鎮静作用に着目し、19世紀にはヨーロッパで不眠への植物由来の選択肢として広まっていったという歴史的経緯があります。

まとめ

パッションフラワーという名前は、キリストの受難になぞらえた宗教的な逸話に由来し、日本での「時計草」という呼び名は花の見た目に由来するというように、まったく異なる背景を持つ2つの名前が同じ植物に与えられています。そして偶然にも「時計」という名前が、体内時計に関する現代の研究テーマと重なっているのは興味深い点です。

宗教的な逸話から生まれ、北米の伝統的な知恵を経て、現代の研究対象にもなっているパッションフラワー。me+tasuは、そんな歴史あるハーブのエキスとGABA(大麦乳酸発酵液)を組み合わせた、植物由来の休息サポートサプリメントです。名前の由来を知ったうえで手に取ってみると、また違った親しみを感じられるかもしれません。

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※ me+tasu は栄養補助食品です。効果には個人差があります。本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の症状の治療・改善を保証するものではありません。

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