GABAは血圧を下げる?高めの血圧に着目した研究データを解説
健康診断の結果票で血圧の数値に「要注意」の文字を見つけ、ドキッとした経験はないでしょうか。自覚症状がないまま進むことも多い血圧の変化だからこそ、早めに仕組みを知り、日々の選択肢を持っておきたいところです。
この記事では、血圧が高めになる背景と、GABA(ギャバ)という成分に関する研究知見を、試験データを交えて整理します。
血圧が高めになるとはどういうことか
血圧は、心臓が血液を送り出す力と血管の状態によって決まります。塩分(ナトリウム)の摂り過ぎによって体内の水分バランスが変化したり、交感神経が優位な状態が続いたりすると、血管が収縮しやすくなり、血圧が高めに傾く要因になるといわれています。
とくにデスクワーク中心の生活や慢性的なストレス、睡眠不足が重なると、自律神経のバランスが乱れやすくなり、血圧にも影響が及ぶ可能性があると指摘されています。
GABAと血圧に関する研究知見
GABA(γ-アミノ酪酸)は、動物や植物、微生物など自然界に幅広く存在する非たんぱく性アミノ酸の一種で、生体内では抑制性の神経伝達物質として働くことが知られています。もともと医薬品として頭部外傷後遺症に伴う諸症状の改善に用いられてきましたが、2001年の食品区分改正を経て食品としても利用されるようになりました。
血圧に関する作用機序としては、GABAが腎臓の働きに関わり、血圧上昇の原因となるナトリウムの排出を促す可能性が報告されています。自然発症高血圧ラットを用いた研究では、全身投与されたGABAの血圧低下作用にGABAB受容体が関与していることが示されており(Kimura M, et al. Jpn J Pharmacol, 89, 388-394, 2002)、動物実験の段階から血圧への作用機序が検討されてきました。
特筆すべき点として、GABAの血圧降下作用は正常血圧の方にはほとんど影響せず、血圧が高めの方に対してのみ作用が確認されているとされる点です。これは動物実験だけでなく、ヒトを対象にした臨床試験でも同様の傾向が報告されており、「血圧が高めの方に適した食品」という位置づけの根拠のひとつになっています。こうした知見をもとに、GABAを関与成分とした機能性表示食品の届出は、2020年時点で300件以上にのぼり、届出食品全体の中でも血圧に関する届出件数は大きな割合を占めています。
※本製品(me+tasu)は食品であり、医薬品ではありません。特定の疾病の治療・予防を目的とするものではなく、効果には個人差があります。血圧に関する数値が気になる方は、自己判断せず医師にご相談ください。
血圧と睡眠・自律神経の意外なつながり
GABAの働きを考えるうえで見逃せないのが、自律神経系への関与です。GABAを摂取すると交感神経系が抑制状態になることでストレス緩和に作用すると考えられており、心拍変動の調査では、ヒト・動物いずれの実験でもGABA摂取後およそ30分で副交感神経が優位になる傾向が確認されています。
これまでの記事で紹介してきた「睡眠の質」や「すっきりとした目覚め」のテーマとも重なりますが、GABAは単一の作用にとどまらず、自律神経のバランスを整えることを通じて、血圧・睡眠・活気活力感といった複数の領域に関わっている可能性がある成分として研究が進められています。血圧が気になる方にとって、睡眠の質を見直すことも、間接的なアプローチのひとつになるかもしれません。

今日からできる、血圧をいたわる生活習慣のヒント
- 塩分の摂り過ぎに気をつけ、だしや香辛料を活用して薄味でも満足感のある食事を心がける
- 軽いウォーキングなど、無理のない範囲で体を動かす習慣をつくる
- 就寝前に深呼吸やストレッチを取り入れ、副交感神経を優位にする時間をつくる
- 定期的に血圧を測定し、数値の変化を把握しておく
me+tasuは、大麦乳酸発酵液GABAとパッションフラワーエキスを組み合わせた植物由来の休息サポートサプリメントです。自律神経のバランスを整える生活習慣の一部として、選択肢のひとつにしていただければと思います。
よくある質問
Q. 血圧が正常な人がGABAを摂取すると、血圧が下がりすぎることはありますか? 報告されている研究では、GABAの血圧降下作用は血圧が高めの方に対して確認されており、正常血圧の方にはほとんど影響しないとされています。ただし体質や体調には個人差があるため、心配な場合はかかりつけ医に相談してください。
Q. 降圧剤を服用中でもGABAを摂取して問題ありませんか? 医薬品を服用中の方は、自己判断でサプリメントを追加せず、必ず医師や薬剤師に相談したうえで検討してください。食品成分であっても、服用中の薬との組み合わせについては専門家の判断を優先することが大切です。
Q. どのくらいの量のGABAを摂取すれば血圧への作用が期待できますか? 血圧に関する研究では、1日あたり12.3〜120mg程度のGABA摂取量で作用が検討された報告があります。摂取量や継続期間によって感じ方には個人差があるため、まずは製品の目安量に沿って無理のない範囲で試してみることをおすすめします。
まとめ
血圧が高めになる背景には、塩分の摂り過ぎや自律神経の乱れなど、複数の要因が関わっていると考えられています。GABAについては、腎臓でのナトリウム排出への関与や自律神経系への働きかけを通じて、血圧が高めの方の血圧低下に関する研究が動物実験・臨床試験の両方で報告されています。
血圧の数値が気になり始めたときは、日々の生活習慣を見直すとともに、自律神経を整えるアプローチにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
※ me+tasu は栄養補助食品です。効果には個人差があります。本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の症状の治療・改善を保証するものではありません。